ぴったりと閉じていたヒザが徐々に緩み、かたくなに拒んでいた男の手が滑りこむ。それでもまだ快楽と正気の間を気持ちが往復する。
武骨な指でかき回してほしいほどまんこは濡れているだろうに、女はなにに操を立てているのだろうか。抗しきれない快楽が
全身を支配する瞬間を待っているのだろうか。自分ではどうにもできなくなった感覚に支配されたという言い訳を待っているのだろうか。
そしてついに脚は大きく開く。すべての抵抗が無駄だと観念したかのように開く。あるいはそれまで耐えてきた自分へのご褒美を
心ゆくまで味わう貪欲さにうち震えているのかもしれない。食べてもらいたくて身を開く貝の網焼きのように汁を溢れさせて脚を開く。