Why?
厚切りのマネをしているわけではない。パンストの持つエロスと不思議さにいつも感心させられているのだ。穿いて
いても脱いでいてもパンストそのものに変わりはないのに、脱いでそこにあるパンストはただの洗濯物のひとつとなる。
あの透明感は失われ、ナチュや黒という無機質な絵の具に染まったナイロンがシワくちゃになって丸くなっているだけだ。
やはりパンストは女の脚を包み、密着してこそ命が吹きこまれるアイテムなのだろう。脱ぎたてでも匂いはしっかり
ストに移っている。でも穿いている状態での甘美なニオイは消えているように思う。肌のぬくもり、足裏の湿り気、それら
すべてがフェチには愛すべき付属品であって、新品からは絶対に味わえない、まして脱ぎ棄てにはないきらめきなのだ。