足指を舐めるとき
たとえ一日じゅう穿いて蒸れたパンスト足でもフェチには芳香であり臭いものではない。いや、臭いのかもしれないが、
しばらく嗅がずにいると禁断症状を引き起こしてしまう魔性の匂いがあると言っていいだろう。
そのストつま先を口に含む時、女の足元に跪(ひざまず)くような姿勢はS女とM男の関係ならば似合うだろう。
一般的には女を仰向けに寝かせ、ヒザを曲げさせて足を両手に包むようにして匂いと味を堪能すると思う。
だが、つま先や足裏をたっぷりと味わいたいなら女をうつ伏せにするのがいい。女は脚を持ち上げて保つこともなく、
男のなすがままに身をまかせていればいいからだ。男が視線から外れ、なにをされるかわからない興奮を誘う。
つま先をしゃぶりながら手は蜜壺に伸びる。体の先端と中心部への同時刺激に腰を浮かせて身をよじる。
脚を大きく広げられる恥ずかしい態勢ではないだけに、女は静かに身を任せ、足指の快楽に耽(ふけ)るはずだ。