処女が崇高なものと思い込んでいた時期がある。きっと誰もが一度は通過する思春期の入り口に立った頃だった。誰の手も触れていない、
清らかなからだを思いのままにできる支配欲に酔っていたにすぎない。実際の処女など愛撫の反応にも身構えて喘ぎ声すら漏らさない。
まるで人形を抱いているようなものだ。それに気付くまでいささかの経験が必要だった。ただひとつ、処女の利点は染めやすいことだろう。
パンスト直穿きがなんの疑いもなくノーマルなことだと信じる可能性がある。変態めいたことも素直に受け容れる可能性があるのは確かだと思う。