ヘアヌード
大手出版社が発行した最初のヘアヌード写真集は「WATER FRUITS」だった。1991年だから今から四半世紀前のことだ。
ただ、散発的には週刊誌上でヘアヌードが掲載されていた。週刊新潮の巻末モノクログラビアではストリーキングの女性が
逮捕されているシーンが載った。海外アーティストのヘアヌードも週刊詩が取りあげた。芸術性が高いという理由で放免された。
その時点ではパンスト直穿きによる、陰毛がストでひしゃげた写真はメジャーになっていなかった。その萌芽だったのは、
アングラでブームになったビニ本ではなかったかと思っている。下着を身につけていれば毛が透けていてもいいだろうという
理屈で、極薄の下着越しに陰毛が見えていた。ヴェールのようなパンストを直穿きさせることを業界はすぐ連想したはずだ。